専門家に聞く「21卒の就活、どうなってるの?」【座談会シリーズ 第一弾】

2020年9月3日キャリア

こんにちは!コロナウイルスの影響で、近年まれにみる不況を経験している日本。

これから就活を始める大学生は、不安でたまらないですよね。
今回は、そんな不安の中にある大学生3人が、法政大学 キャリアデザイン学部教授の田中研之輔先生と座談会を開きました。
「一つ上の先輩たちは、何で苦しんでいるの?」「来年もオンライン面接が行われるの?」など、就活生が気になる情報をたくさんお聞きしたので、ぜひ読んで見てください。

田中 研之輔先生の授業・プロフィール - Schoo(スクー)
田中 研之輔 たなか・けんのすけ 先生
法政大学キャリアデザイン学部教授
博士(社会学)。一橋大学大学院社会学研究科博士課程を経て、メルボルン大学、カリフォルニア大学バークレー校で客員研究員をつとめる。専門は、ライフキャリア論、社会学。特に、プロティアン・キャリア論を研究中。著書20冊。最新著に『辞める研修 辞めない研修―新人育成の組織エスノグラフィー』。『先生は教えてくれない大学のトリセツ』『先生は教えてくれない就活のトリセツ』『覚醒せよ、わが身体。』『丼家の経営』など。大学と企業をつなぐ連携プロジェクトを数多く手がける。企業の取締役、社外顧問を13社歴任。

▼22卒の座談会メンバー
東京農業大学3年 正木佑磨
上智大学3年 須賀田香帆
東京農業大学3年 大森泰河


今年の就活は厳しい?21卒の新卒採用はどうなってるの?

須賀田: 来年卒業の代、つまり、21卒の採用状況は、コロナウイルスの影響でどう変化しているのでしょうか?

田中教授:人事の担当者に、最近ヒアリングしていく中で、採用人数については二極化している。

まず、採用人数を変えない企業と、減らしていく企業がはっきり分かれている状況にある。

例えば、EC系の企業は、今は人が足りていないので、むしろ採用人数を増やしているところもあるよ。対して、観光・航空業などは厳しい状況が続いているね。
全体としては厳しい状況というのは変わりない。
また、企業の対応も2パターンあるね。
1つは、スケジュールを遅らせるなど「採用を慎重化」している企業だね。もう一つは、「インターン採用」を積極的に行う企業。いわゆる、夏や冬のインターン参加者の中から内定者を出すパターンだね。

大森 今、22卒(現在3年生)の代のサマーインターンは、このような状況の中で開催が危ぶまれています。
実際、今年のサマーインターンはどうなってしまうのでしょうか?

田中教授:今、企業が一番進めているのは、「オンライン化」。テレワークやオンライン授業は、みんなももう経験していると思うが、それと同時に採用もオンライン化が始まる。
オンライン化には、採用側で大きなメリットが一つ。それは、「都市間格差」がなくなるということ。

大森つまり、都市部に住んでいなくてもインターンや選考に参加しやすくなるということですか?

田中教授:その通り。都市部だけでなく、地方にも優秀な人材がたくさんいるから、サマーインターンはオンラインで行われ、地方の学生がより参加しやすくなると予想されるね。
オンラインでグループワークを行っている企業も少しづつ出てきているので、この夏はオンラインのインターンが流行ると予想しているよ。

正木じゃあ、もしかしたら、コロナが収まった後も「完全オンライン採用」がすすむのでしょうか?

田中教授:いや、それは一概には言えない。人事の方も、やはり最後は「直接会って」内定を出したいと願っている声を聞く。例えば、一次面接はすべてオンラインになる、などの段階的なものはあるかもしれないが、最後までオンラインで採用するのか今年くらいだと思うよ。

まとめ
・21卒の採用も、徐々に厳しくなってきている。
・企業は、オンライン化を急ピッチで進めている
・サマーインターンなどもオンラインで行われる可能性が高い

▼座談会シリーズ その他の記事はこちら

「来年、22卒の就活はどうなる?」【座談会シリーズ第二弾】

「来年ねらい目の企業、危ない企業は?」【座談会シリーズ第三弾】

「22卒は今、何をすべき?」【座談会シリーズ最終回】

▼オンライン面接に役立つ記事

【就活生必見】オンライン面接で好印象な学生は?人事に聞いてみた。

2020年9月3日キャリア

編集担当者 青山裕香