【新入生のために】前例のない活動を短期間で成功させた秘訣とは?

2020年9月3日キャリア,学生団体

こんにちは!
2020年の前期は、大学が完全オンラインになっているところがほとんどですよね。
大学がなくてさみしいのはもちろん、サークルや団体の新歓活動もできずに困っている大学生も多いのではないのでしょうか。


そして、一番困っているのは新入生です。
履修の組み方、授業の雰囲気、サークルのことなど、分からないことだらけで不安を抱えています。
今回は、そんな新入生をサポートするための活動を前例のない状態から自力で開始した大学生を取材しました。
前例がない新しい取り組みを始めたいと思っている方、スピード感もって物事に取り組む方法が知りたい方必見です。

◆WelcometoSophia2020とは?
新入生の不安解消のために2年生以上の有志がオンラインでの集いを企画し、主にYouTube配信を通じて新入生に役立つ情報を提供している。学生センターとは適宜連絡を取りながら活動をしている。
内容はサークルなどの課外活動紹介のコンテンツから、教授との対談など幅広い。
リアルタイムで相互交流できる点がポイント。
https://sites.google.com/view/welcometosophia2020
 

今回は代表の西本さん(上智大学4年生)にお話を聞いてきました。

ホームページ作成も未経験から、活動を始めたきっかけは?

5/25まで授業再開が延期になると知り、新入生は不安に感じているだろうなと思いました。その不安を払拭するために何かできないかと考えこの活動を始めました。

企画立ち上げの経緯をお聞かせください。

4/3に授業再開が延期になることを知り、何かできないかと構想を練りました。
そこから深夜1人でホームページを作成し、同時にTwitterでメンバーの募集を呼びかけました。
その日中に20人近く集まり、4/6にプレスリリースをすることができました。

すごいスピード感ですね!ホームページ作成の経験がおありだったのですか?また、メンバーはどのような方々が集まったのですか?

いえ、全くありませんでした(笑)
独学で調べつつ作成しました。
メンバーは、もちろん私のTwitterアカウントから発信しているので知り合いもいたのですが、全く面識のない方からもご連絡いただきました。
みなさんタレントを持った熱い方で、上智のアベンジャーズみたいな人々ばかりでメンバー集めには本当に困らなかったですね。

初めましてのメンバー、不安な新入生、運営していく上で意識していたことは?

3つあります。
1つ目はスピード感です。不安を感じている新入生にいち早く精神的な安心を感じてもらいたかったため、これを最重視しました。

2つ目はメンバー間の連絡を密に取ることです。スピード感を持って運営を進めるためSlackを導入し、意見があったらすぐ言える環境をつくりました。

3つ目はプロジェクト制で動くということです。YouTubeの番組が7番組あったのでそれぞれにディレクターとメンバーを配属し、それぞれが自立性を持って動ける体制を作りました。

なるほど、効率的な運営ですね。意見があったらすぐ言える環境というのは「意見があったら言ってね」と言うだけではそう簡単にはできないと思うのですが、何か特別な対策などされたのですか?

はじめに目的意識を共有していました。
「新入生の不安を取り除く」という目的をみんなで共有していたため、そこに最短でたどり着くための意識が全員にあり変な遠慮が生まれませんでした。
もし却下されても目的意識があるのでそこに向かいまっすぐに進むことができたのだと考えています。

目的意識を皆さんと共有して、そこからスピード感持ってやってきたということだったのですね。

前例のない活動をやり切れた理由。嬉しかったこと、大変だったことは?

やっぱり新入生からYouTubeのコメントやアンケートで「本当に助かってます」「ありがとうございます」とか声をいただくことが嬉しかったですね。
あとは学生センターや先生方とやり取りする中で感謝をされるとか、ありきたりなことですけど、そういうのがやりがいを感じる瞬間かなと思っています。
あと、これは副次的なものではあるんですけど、これだけ優秀な、そして心の中にエンジンを持っていて、それをしっかりうまく動かして企画を前に進めていけるような仲間と一緒に活動が出来たというのも、一つの大きな得たものかと思います。

本当に素敵な熱いメンバーが集まったのですね。逆に、大変だったことはなんですか?

何もかも大変でした(笑)
ただ、前提として、「工数削減のためにソフトウエアを開発してくれたメンバー」、「企画を考えるのが得意なメンバー」、「SNSの運用がうまいメンバー」など、本当にいろんな能力を持ったメンバーが集まっていたので、そういうメンバーがお互いにお互いをフォローしながら活動できていました。

工数とか手間がかかるという意味で大変だったことは、サークル100団体以上配信しましたと。それの日程調整、連絡、返信をいただけないサークルがあるとか、そういうことが手間としてはかかったという感じです。もちろん手間はかかりましたけど、先ほど申し上げた通り優秀なメンバーのおかげで難易度が高かったかというとそうではなかったですね。

経験、仲間…この活動を通して得たものは?

3つあります。
1つ目は、0から1を作り出す経験ですね。これは他のメンバーにとっても大きかったと思います。
例年の決まりがなく、だからこそ、僕が何度かミスりかけたことがあって。いつも言ってたのは、この企画は例年ない仕事だから、僕が判断ミスする可能性は大いにあるので、ぜひもし違ったら、間違ってるとかやらない方がいいんじゃないかって言って欲しいと言ってたんですよ。
著作権の関係とか、僕が見落としていたことを、リーガル的に大丈夫?と気づかせてくれるメンバーがいて。そういうふうなフィードバックしてくれるっていうのも0→1だからこそできることですね。
僕にとっても0→1の組織を動かすっていうのは大きかったし、メンバーにとっても0→1の組織で運営に携わってくれたっていうのは大きかったと思います。

2点目はその仲間ですね。
忌憚のない意見を言ってくれる仲間、企画力のある仲間や技術力のある仲間、そういう仲間が得られたのは本当によかったと思います。
コロナが落ち着いたら飲みに行こうって話してます。
それこそ一度もリアルで会ったことない、身長もわからない仲間もいて、みたいな状況なんですよ(笑)
そういう中でも頑張れる仲間が得られたっていうのがすごく大きかったのではないかと思います。

3つ目は安心感みたいな。
何かっていうと個人的なことになってしまうのですが、すごい心が荒んでたんですよ。コロナで自分勝手な人たちが放浪していて、心が本当に荒んでいて鬱みたいな状況だった。
そんな中でこういう風に熱い想いを持って色々な人が協力してくれること自体が、自分にとって心理的な安定になりました。
そういうものがあって、こういう辛い時期だからこそ、みんなで協力できたことが自分にとって大きかったですね。

今後の展望と後輩へのアドバイスお願いします!

WelcometoSophia2020は基本的には5/25(上智大学授業開始日)をもってひとまず活動終わりかと思ってます。
それまでは新入生が安心できるコンテンツをあと一、二個できればいいかと思います。
それ以降は、授業はじまっているのに企画してると新入生にもメンバーにも負担かと思うのでそこで終わる感じですね。(取材日は5/14です)

最後に、前例のない活動を作り上げようとしている人へのアドバイスをお願いします。

とにかく運営メンバーとか活動メンバー、参加してくれるメンバーのエンゲージメントを高めることが大切だと思います。
目的意識の共有と、組織の目指していることって価値あるよねって共通認識作って、しかも一人が得するとかじゃなくてみんな成長できるよね、そういうふうな環境をしっかりリーダーが発信して。
相手に伝わらないと意味ないので、発信しまくって、メンバーのエンゲージメントを高める。
そうすると勝手にお客さんがついてくると思います。

1年生へのメッセージ

とにかくそんなに不安にならず安心してください。
待っていれば必ず大学公式から情報は流れてくるし、優秀なヘルパー*が各学科にいるわけだし、とにかく混乱することなく安心して情報を待っていてほしいってことですね。
もう一つ安心するべき要素っていうのが、この団体には1日で18人、最終的に20人のメンバーが協力してくれたこと、学生センター、先生、100超える課外活動団体から協力してもらったこと、新入生のことを思って活動してくれる在学生がこんなにもいることです。
ぜひ安心してくださいとお伝えできればいいと思います。

*ヘルパー:新入生がスムーズに学校生活をスタートできるようサポートする上智大学各学科直轄の組織。(当企画は有志団体によるものでありヘルパーは関わっておりません)

本日は貴重なお話をありがとうございました!

いかがでしたか?
自由に使える時間がたくさんある大学生活で、どんなことに力を注ぐかは人それぞれです。
西本さんのように、行動力を発揮することで、周りを巻き込んでいくこともできるんですね。
皆さんも、時間を使って何かに挑戦してみてはいかかでしょうか?

2020年9月3日キャリア,学生団体

編集担当者 藤代圭音