廃棄される「完熟すもも」を減らしたい!農業系の学生団体代表が肌で感じた農業の課題【食品業界就活の道しるべ】

2020年6月9日学生団体

全国に数百以上も!農業系学生団体の魅力

農業系の学生団体は、全国で200以上もあるといわれています。

活動内容は、畑を借りての農作業や農家を支援する「援農」、農作物の流入支援など、多岐に渡ります。

農業系の学生団体は、

・自然と関わるとができる
・農業に関わる社会問題を肌で感じることができる
・社会貢献になる活動ができる

など、様々な魅力があります。時間のある大学生ならではの経験ですよね。

農業系の学生団体は、就活でも有利に。

食品業界や農業界への就職を視野に入れるのであれば、農家支援などの学生団体での経験は、面接時のアピールポイントになります。

さらに、社会貢献性の強い農業系の学生団体は、活動自体にもやりがいがあり、大学生活の充実にもつながります。

今回は、東京農業大学の学生団体「Agroad」の代表 林田岳大さんにインタビューしました!

廃棄される完熟すももを販売「学生団体Agroad」を取材!

学生団体 「Agroad」

ーー学生団体「Agroad」は、どんな団体なのですか?

林田:主に、廃棄されてしまうおいしい「完熟すもも」を、消費者に届ける活動をしています。完熟すももは、見た目が悪いため、市場に出回っているのは完熟する手前のすももなんです。ですが、味は完熟すもものほうが圧倒的においしいです。すもも農家では、6~7割の完熟すももが廃棄になってしまうということで、この問題を解決するために、活動をしています。

ーー6~7割も廃棄になってしまうのですね。何がきっかけでこの活動を始めたのですか?

林田:僕の研究室の先輩が、ちょうどこの団体の前代表をやっていました。ある日、「甲府に来て活動を手伝ってほしい」といわれ、半分強制的に甲府のすもも農家に出向いたんです。そこで食べた完熟すももの味に、「すももってこんなに甘いんだ!」と感動したんです。この味をもっと広めたい、と思い、この団体へ入ることを決めました。

ーーどんなところで、完熟すももを販売しているのですか?

林田:昨年は、東京都内のオフィスの社内食堂でPRし販売したり、都内のマルシェに出店したりしました。また、文化祭ではすももを「すももソース」に加工して、販売しました。そこでは、購入した方から、「すももって酸っぱいと思っていた。こんなにおいしいんだ」と言ってもらうことができて、とてもうれしかったです。やってよかったと思いました。

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・ 東京農業大学国際食料情報学部食料環境経済学科に合格されたみなさんおめでとうございます🎊 春からついに農大生!農大で充実した生活を送れるよう、3月は新入生やこれから何か始めたいと感じている在校生に向けて、Agroadの活動内容を紹介したいと思います!!👨🏻‍🌾👩🏻‍🌾 ・ まずはじめは!『農作業』🍑🌽 私たちAgroadは、山梨県の中道地区にあるOBの菅沼さんのお宅にお世話になって活動をしています。 主にすももやなす、季節の野菜や果物を育てられており、摘果や収穫などのお手伝いを行います。作業中には、ひび割れ完熟すもも🍑を味わえたり、とうもろこし🌽を生で食べたり、へび🐍に遭遇したりなど、都会では味わえない体験もすることができます😁 作業をしてたくさん汗をかいた後には、ゆっくり温泉に浸かり、最終日にはバーベキューも行いました🍗実習中でも楽しいイベントは盛りだくさん!!😁 農作業は虫がいたり、日焼けしてしまったりなど大変なことも多いですが、頼れる、面白くて優しい先輩方のおかげて楽しく作業を行うことができました😚 農作業をしてみたい方、非日常生活を体験したい方、先輩と仲良くなりたい方、縦のつながりを深めたい方、食べるのが好きな方、などなど!新メンバー大募集です!!興味のある方は、是非4月の説明会にいらしてください☺️ ・ #agroad #アグロード #東京農業大学 #春から農大 #春から農大生 #農大 #経済 #食料環境経済学科 #山梨 #中道地区 #甲府 #すもも #ヤングコーン #完熟すもも #われ完熟すももなり #農業 #農家 #農業女子 #農業プロジェクト #学生 #学生有志団体 #興味のある方是非

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完熟すもも(Agroad公式Instagramより)

ーー実際に農家の方とコミュニケーションをとることで、農業への印象はどのように変わりましたか?

林田:僕たちは、すももの販売の他、月に一回甲府に出向いて農作業のお手伝いをしています。そこでは、完熟すももの他にもトウモロコシやナスの収穫も行ったのですが、それが想像以上にきつい作業でした。

特に秋のナスは、背丈がとても低いうえ、成長が早いので、毎日腰を低くしながら数百本のナスを収穫する必要があるんです。これが相当しんどかったですね。トウモロコシは、1つの茎から1本しかとれないうえ、花粉がすごくて、肌がボロボロになりました(笑)
スーパーに並んでいる野菜は、こんなに大変な思いをしないと出荷できないんだ・・・。と考えさせられました。ほかにも、農業の人手不足や高齢化の課題も肌で感じることができました。

マルシェに出店する様子

ーー将来はどんな職に就こうと考えていますか?

林田:実は、大学院に進学することを決めました。卒業後は食品関連の仕事に就きたいと考えています。この活動を通して、いろいろな人と出会い、人脈が広がりました。その中で、もっと勉強したいなと思うことが増えたんです。今の自分や、将来のことを考えるのにも、Agroadでの活動は大きく影響しています。

ーーこの経験は、就活でも話す予定ですか?

林田:そうですね。やはり大学時代一番時間をかけたことですし、結果を残せた経験でした。人に喜んでもらううれしさや、おいしいものを人に届けられる喜びを得たことを、企業にもアピールしていきたいです。

ーー大学生には、サークル、バイト、遊びなど、さまざまな選択肢がある中、学生団体を選ぶことはどんな意義があると思いますか?

林田:大学の授業では得ることができない勉強ができる点です。まさに、座学だけでなく、「実学」につながることですね。さらに、学生以外との人脈も広がるので、いろいろな話を聞いて、自分の考え方を広げることもできます。同じ目的を持った仲間もできるので、何か目的をもって活動したい人には、ぴったりの選択なのではないかなと思います。

AgroadのInstagram:https://www.instagram.com/tua_agroad/?igshid=11tu6h3544qjd

東京農業大学のHP:https://www.nodai.ac.jp/academics/int/economics/news/191028_agroad/

おわりに

いかがでしたか?学生団体は、就活に役立つだけでなく、仲間や大学外の人脈も広がり、大学生活を充実させるための絶好の手段です。

農業系の学生団体はこのほかにも無数にあるため、「将来食品に携わりたい」という方はもちろん、「社会貢献の活動がしたい」「農家の課題という社会問題に向き合ってみたい」という方にもぴったりです。

大学3年生からでも遅くありません!興味があったら、ぜひ所属を検討されてみてはいかがでしょうか。

2020年6月9日学生団体

編集担当者 青山裕香