【国際協力に興味のある人必見】学生団体にできる最良の国際協力とは

学生団体

こんにちは!大学3年生のアキナガです。

突然ですが、 「海外でボランティア活動してみたいなぁ」って思ったことないですか。

大学の長期休みに海外のスラム街や学校に行って、子どもたちと触れ合ったり、英語の授業をしたり、ゴミ拾いをしたり。海外ボランティアの海外での活動ってなんとなく皆さんもイメージできると思います。

では、国内での活動、すなわちボランティアの企画運営をすることはどうでしょうか。 どんな想いでどんなことをしているのか。どんな成長が得られるのか。

今回は、そんな気になる海外ボランティアの裏側をよく知る学生にインタビューしてきました!

その方が、中央大学4年の別所梨央さんです!

彼は学生国際協力NGO「FEST TOKYO」という学生団体の代表を務め、フィリピンのセブ島と日本を行き来しながら、海外ボランティア活動に尽力しています。
「世界から向こう見ずな支援をなくしたい」 そう語る彼はどのような活動をしてきて、今後どんなビジョンをもっているのか、さっそく聞いてみましょう。

ーー別所さん、今日はインタビューを引き受けてくれてありがとうございます!まずは、簡単に自己紹介をお願いしてもいいですか。

別所:こちらこそ、依頼をしていただきありがとうございます!
改めまして、中央大学商学部経営学科4年、別所梨央です。 
山梨県生まれで、その後岩手県と茨城県で育ちました。 大学では学生国際協力NGO「FEST TOKYO」という学生団体の第9期代表を務め、現在はOBOG会長として団体の運営支援や国際協力系のイベント開催・講演を行っています。 趣味は、Netflixを見ることです!

|僕の学生生活、なんか物足りないなぁ

ーー別所さんは、大学1年生の頃はどんな学生だったんですか?

別所:はい。入学当初、僕はフットサルとバンドサークルに入りました。 ボランティアサークルに入ろうと思っていたのですが、学内に惹かれるボランティアサークルがなかったので当時は入りませんでした
ただ、都内の国際ボランティア系のイベントにはよく参加していました。 思い返せば、憧れていた大学生活を謳歌しようと趣味やバイトに明け暮れていました笑
でも、そのうち自分の学生生活に物足りなさを感じはじめ、そんな時に見つけたのが「FEST TOKYO」でした。
国際協力系学生団体やインカレへの関心もあったし、なにより団体の理念に惹かれて、即決で入会を決めました。 それからは、他のサークルは全てやめて、FESTでの活動に夢中になっていきました。

ーー別所さんが学生時代に力をいれたことはどんなことですか。

別所:はい、僕の場合はやっぱり「FEST TOKYO」での活動ですね。
質問にお答えする前に、簡単にFESTの団体説明をさせて頂きます。 FESTは「世界から向こう見ずな支援をなくす」をVisionに、「最良の国際協力を探究、実行、啓発する」をMissionに活動する学生団体です。

団体規模は毎年10数名程度で、2020年度で10年目を迎えます。

主な活動は、フィリピンのセブ島にて住民の自立支援です。住民の方だけで問題解決ができる状態を目指しながら支援をしています。 一方的かつ持続的ではない支援はやらないこと、学生でもできることはなんだということを探究しながら、日々活動しています。また、日本では、一人でも多くの方に国際協力に関心を持ってもらうために、イベントを開催したり、中学生に出張授業を行ったりしています。 僕は、FESTのVisionやMissionに深く共感すると共に、自立支援を本気で目指している熱量に魅了されました。

|世界から向こう見ずな支援をなくす

ーーなぜ、その活動を始めたのか教えてください。

別所:キッカケは3つあります。
僕は幼少期から国際問題に関心がありました。 両親の影響もあり、よくBSで海外のニュースを見ていたため、国際協力には潜在的関心があったのだと思います。 また、高校の時に大きなケガをしてしまい、それまで続けていたサッカーができなくなってしまいました。これからどうしようかと考えていた時に、「あ、ボランティアをしたい」と思うようになりました。 そして、もともと海外が好きだったのもあり、大学生になったらたくさん海外に行ってみたいと考えていました。
国際問題への関心、ボランティアをしたいという想い、海外への憧れ、この三軸から僕は国際協力の活動を始めてみようと思うようになりました。

ーーどんな活動をし、そこでどんな学び/成長がありましたか。

別所:そうですね、FEST代表を務めていた頃の団体運営の話をしたいと思います。 FESTの活動は、海外活動と国内活動の2つに分けられます。今日は、後者の国内活動について話しますね。僕の代表任期中に、大きく2つの問題がありました。

1つ目は、「メンバー集め」でした。 就任当時のメンバーは僕を含めて5人。これは学生団体としては死活問題です。そこで、まずはSNSでメンバー集めを開始しました。団体の創設者の方にも協力して頂き、KPI(Key Performance Indicater)などの定量指標の組み方を学び、施策を打ち始めました。最初はなかなか上手くいかないこともありましたが、その都度、改善策を模索し、PDCAを回し続けました。

結果、春の新歓期だけで見学応募人数47人を達成しました。(前年度は通年で37人) 数字だけで見ると規模は少ないですが、施策が上手くいったのは自信が付いたし、FESTを存続させる意思を持った仲間を集めることができて嬉しかったです。 また、個人的には定量分析のスキルが身についたのも勉強になりました。

※PDCA…Plan(計画)→DO(実行)→ Check(評価)→Action(改善)を繰り返し、改善を行うこと。

2つ目は、「メンバーのモチベーション管理」です。 元からFESTは団体としてストイックな文化があったんですね。 フィリピンの方々の生活をイメージしながら、真に必要な支援を追求するため、一定のコミットメントが求められます。資料作成に睡眠を削ることもありますし、”なんで自分がこんなに頑張らなきゃいけないの?”という気持ちが芽生えることもしばしばです。

中には、活動に参加しなかったり、辞めてしまうメンバーもいました。 代表として自分に何ができるのかを真剣に考えた結果、「組織」ではなく「個人」にフォーカスすることにしました。すなわち、組織の目標と個人の目標が重なるところを明確にすることに務めました。メンバーとの面談を定期的に実施し、個人の目標を言語化してもらったり、期待する役割を共有したりしながら、個人を大事にする組織作りを進めました。

これらの経験を通じて、「目的を持って、主体的に行動して、自分で選ぶこと」の大切さを学びました。 どんなに厳しい状況下でも、その目的を考えて主体的に行動すると踏ん張ることができます。 また、自分で選ぶという感覚も大事かなと。僕自身も過去を振り返ると、上手くいかないことはたくさんありましたが、自分で選択したからこそ後悔していない気がします。

|不可能を可能にする瞬間を本気で

ーー将来はどのようなキャリアを考えていますか。

別所:不可能を可能にする瞬間を本気で」 これを人生哲学として生きていこうと思っています。
例えば、ゲームをしていて、”このボス無理じゃねぇ?”って瞬間があるとします。僕はこの瞬間にすごく燃える人間です。この感覚を大事にしていきたいし、他人の同じような感覚も応援したいと思っています。 そのうえで、国際協力に一生携わっていきたいです。 具体的には、30~50歳の間に、これまでの国際協力の文脈であったり、歴史を汲み取った上で、苦しむ人たちにリソースをダイナミックかつ効率的に与えられる仕組みをつくりたいと考えています。
まだ詳しくは決めていませんが、仮に一般企業に就職するなら、僕の目標達成に必要な専門性やビジネススキル、イノベーションに必要な視点の獲得を図りたいです。

ーー最後に皆さんにメッセージがあればお願いします!

別所:今までたくさん話しちゃったので、ここでは簡潔に。
まずは日頃から、情報感度は高めにしてみましょう。 ニュースアプリを毎日10分チェックするとか簡単なことから始めてみましょう。
そして、「目的を持って、主体的に行動して、自分で選ぶこと」を大切にしてください。 自分の進む道は自分で決める。簡単に聞こえて、すごく難しいことですが、これができるとどんな道を選んでも納得ができるし、本気になれると思います。

ーー別所さん、本日はありがとうございました!

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編集担当者 秋永竜輝